包丁の歴史
私達が普段何気なく使っている調理器具である包丁。現在は様々な種類の包丁があり、多種多様の目的で使われています。私達が現在使っている包丁の形になったのはだいぶ前ですが、包丁の歴史はもっと古く、石器時代にまで遡ります。
学校で勉強した時には何気なく聞き過ごしていたかと思いますが、石器時代の石包丁が、今日の包丁の原点なのです。石器時代というと人類が道具を使い始めた時代ですので、人類が最初に加工した道具が包丁なのではないでしょうか。食という人とは切っても切れないものに関わるものであるからこそ、人類と長い歴史を包丁は歩んできたのです。
■石器時代〜弥生時代
石器時代から弥生時代に入り、今まで黒曜石を砕いて刃物を作っていた時代から鉄を使った道具の時代が到来します。ここからが我々に馴染みのある刃物が登場します。この時に生まれた製鉄法が、後に日本刀の素材である玉鋼の作り方となったのです。
■奈良時代
奈良時代に入り日本刀が生まれます。そしてこの頃に日本刀の精製方法を基に和包丁が生まれました。平安時代になると調理方法にも幅が出てきます。それにともない包丁の種類も増えてきましたが、この時点では「包丁」という名前ではなかったようです。
■鎌倉〜室町時代
その後、鎌倉〜室町時代と時が流れるにつれて包丁という概念が確立されていきます。同時に包丁作法なども発展していき現在の和風料理の基礎が完成したと言っても良いでしょう。
その後西洋包丁などが伝わってくることにより、包丁の種類や作法が爆発的に増えていきます。素材に関しても工夫が加えられていき、鉄製のものの他にセラミック包丁なども出てきました。
包丁の歴史は人類の文化の発展と常に歩んできたものです。今後も文明が発展していくことによって、新しいタイプの包丁が生まれてくるかもしれませんね。